寿太郎は、沼津市西浦・内浦・静浦で生産されるみかんの品種の一つです。山田寿太郎さんが栽培していた青島温州みかんに、昭和50年、変わった枝を発見しました。
その変異枝(枝変わり)が、たくさん実がなり、甘みと酸味の良いバランスの味わい優れたみかんであることがわかり、現在の栽培につながっています。石川温州やカラタチに接木をして苗木を増やし、大切に育成されています。

この「寿太郎温州」と命名された寿太郎みかんは、現在沼津市のみかん栽培面積の5割を占めるまでになりました。丸榮では、寿太郎みかんの作付けも積極的に開始。地域の耕作放棄地の改良を進めながら、若手後継者とともに寿太郎みかんの育成に取り組んでいます。